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WEのMSKことACR〜セーフティを解除すると暴発…
そのうちセーフティそのものが効かなくなった〜スチールパーツで解決

Not Secure Safety

WEのMSKことACR〜セーフティを解除すると暴発…そのうちセーフティそのものが効かなくなった〜スチールパーツで解決

WEのMSKことACRを手にした時からちょっと疑問に思っていたことがあった。

WEのACRはハンマーをコックしていなくてもセーフティがかけられる。

実銃のACRのメカがどうなっているのか詳しいことは知らないのだが、もしMASADAと同じだとするとハンマーをコックしていないのにセーフティがかかるのはリアルではないなと思っていた。

リアルでないだけならいいのだが、これ扱いを間違えると部品が壊れることが判明した。

理由は後回しで結論だけ先に書くと
1)ハンマーをコックしていない状態でセーフティをかけてはいけない
2)ハンマーをコックしていない状態でセーフティをかけたらコッキングレバーを引いてはいけない
3)ハンマーをコックしていてもセーフティをかけたらトリガーを引いてはいけない
4)セーフティをかけた状態でトリガーを引いてしまったら一度マガジンを抜いてボルトを半分引いてハンマーをフルコックに戻す
これを守らないとハンマー並びにトリガーの破損につながる。

WE-Techはトリガーメカがリアルではない独特のメカボックススタイルの構造になっていて、MASADAもメカボックススタイルのメカなんだけど構造は全く違う。

やっぱり最初に感じた通り、ハンマーをコックしていない時にはセーフティはかかってはいけないんじゃないかなと思った。

詳しくはキャプションで…


【追記】

他のWE製品を調べてみたが、セーフティの構造がトリガーボックスと無関係なL85を除いてもMSKのようにコックしていないのにセーフティがかかるというのは他にないようだ。

普通そういうものだと思う。

これは設計ミスだと思うので、なんとか修正したいと思っている。

キャプションにも書いたセーフティのクリアランスを詰めるシムをシアに噛ませるとして、ハンマーダウンの時はセーフティをブロックするにはメカのどの部分に手を入れたらいいか思案中。

やはりここがなんとかならないとセーフティが使い物にならないし、ハンマーがコックしているかどうかがテイクダウンしないとわからないのは欠陥メカだと思う。





いろいろ手を入れているWEのMSKことACR
動作は快調だったのだがだんだんおかしくなってついに
セーフティかけてもトリガー引いたら暴発するようになった
もともとセーフティ解除したら暴発することがあったが
シアなどのパーツの摩耗が原因で変形しているためのトラブル




実はMSK入手と同時にスチール製のハンマー・トリガー・ディスコネクターのセットも確保していた
構造的にここがダメそうだなと思って手に入れたが快調に動いていたので今まで組み付けていなかった
組み込みは結局トリガーボックスを完全分解しないと組み立てができない
途中の写真撮っておけばよかったなぁ…




組み込みを完了したスチール製ハンマー・トリガー
なんとなくずるりと鈍った亜鉛パーツのシアと違ってスチール製はキレがシャープ
セーフティはしっかりかかるようになったしセーフティ解除での暴発もなくなった




WEのMSKのハンマーにはコッキング時の抵抗を減少するローラーが
ついていないがこのカスタムパーツにはついていた
動きが良くなったのかどうかはよくわからないが
他のWE製品にはついているのになぜMSKにはついていないのか不思議だった




問題は解決したのだがWEのMSKは取り扱いに注意が必要であることが判明した
WEはハンマーがコックしていなくてもセーフティがかけられる
その状態でハンマーをコックするとシアのノッチが削られてしまう
さらにセーフティ解除しないでトリガーを引くとノッチの掛かりが半分の状態までシアが下がってしまう




ハンマーもシアも亜鉛合金部品なので無理にこういう操作をしているとノッチが摩耗して
セーフティ状態でトリガーを引いてセーフティ解除すると暴発するようになる
さらに重症化するとセーフティがかかっていてもトリガーを引くと暴発するようになる




この欠陥はそもそもハンマーをコックしていない状態でセーフティがかかってしまうのが原因だが
セーフティがかかっている時にトリガーを引くとシアが半分外れるのも問題がある
写真のセーフティシャフトがシアをロックする部分にクリアランスがありすぎで
要はトリガーボックスの設計に問題があるようだ
ここにシムを噛ませてトリガーをガッチリロックするように調整するか考え中
基本セーフティかけてる時にトリガー引くな、ボルト引くな
ハンマーの状態がわからない時はセーフティ使うな…というのが使用上の注意点になる
かいつまんでいうと要はセーフティが使い物にならないということ




完全分解はそれほどの手間ではなかったがトリガーボックスの中のスプリングの
向きが非常に紛らわしいので正しいスプリングの向きの写真を残しておく
フルオートシアを外さなくても分解はできるが組み立てができない知恵の輪状に
なっているので結局完全分解することになる




とりあえずスチールハンマー、シア、ディスコネクターが入って暴発はしなくなった
最初に思い立って部品を確保しておいて正解だった




MASADAやACRは個人的には好きなテッポなのでこれが調子悪いとがっかり
シュアなKSCのメカと違ってWE-Techのメカは結構ガバガバなところはあるが
逆にいうと手の入れがいはあるかもしれない






2025年3月18日
















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